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飲食店が口コミで客数を増やすための秘訣とは?

うまい、やすい、はやい

「うまい、やすい、はやい」というキャッチコピーは聞いたことがありますよね?言わずもがな、某牛丼チェーンのものですが、実はこのキャッチコピーの並び順には優先順位があります。

もし、「やすい、はやい、うまい」というキャッチにすれば、お店が最重要視している売りの要素が「安いこと」、次に「早いこと=クイックデリバリー」、最後に「美味いこと」となってしまいます。

サービスを提供する側の飲食店が「安いこと」を売りにすれば、お客様も「安さ」を求めて来店されます。競合他店との差別化要因は「より安く」となり、価格競争に巻き込まれてしまうのです。

某牛丼チェーン店も、創業当初は「うまい、早い」というキャッチコピーだったそうですが、創業当初から「美味しいこと」が最優先で、その次に、「早いこと」を売りにしていたのですね。
1970年代になると「早い、うまい、やすい」、その後「うまい、早い、やすい」を経て現在の「うまい、やすい、はやい」にたどり着きましたが、それぞれの時代ごとにアピールする順番を並び替えているところが、さすがに長い間繁盛し続けているチェーン店だと言えます。

では、誰もがスマホを持ち歩き、SNSが流行っている現代において、飲食店が集客をするための売りやキャッチコピーにはどのようなものがふさわしいのでしょうか?

その答えは、「キレイ」「デカ盛り」などの、ビジュアルのインパクトとなります。FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを使って、日々自分の行動を写真付きでアップしているお客様にとっては、「仲間に報告や自慢が出来るような写真を撮らせてくれる飲食店」は非常に重宝するのです。

「500円でこのメガ盛り、ヤバくね?」
「この店、コンセプト通りに店中ブタだらけw」「カプチーノに熊ちゃんの絵を描いてもらいました♪」
「この盛り付けの繊細さがご主人の人柄を表しているというか・・・全て最高です」

など、お客様の投稿欲に火をつけることができれば、自店の売りをお客様が写真に撮り、次々にSNSにアップしてくれるのです。そして、インパクトのある写真であればあるほど、口コミが広がり、来店客数増にもつながる、という訳です。

もちろん、飲食店ですから、本来は味や食材、調理方法などについて口コミしてほしい、という気持ちは分かりますが、これらは残念ながら写真では伝わりづらいため、口コミにはつながらないのです。

お客様に写真を撮りやすい環境を用意してあげる

もし、利用食材や特殊な調理方法をお客様に伝えたい場合は、テーブル上にその内容を「虎の巻」のような形でまとめて、置いておくようにしましょう。もちろん、写真を撮りやすいようにコンパクトにまとめることが必要です。

さらに、飲食店側が意識的に口コミを仕掛けて集客に成功しているお店では、「当店の料理が一番キレイに撮れる角度と撮り方」などのレクチャーも、まとめてテーブル上で告知しています。

ラーメンの場合は、「レンゲは外して、チャーシューが一番奥になるようにドンブリの向きを直し、箸1本分くらい離して斜め45度から写真を撮ると、一番美味しそうに撮れるはずです。ドンブリの端が写真にギリギリ入るくらいがベストですよ」などという注釈と共に写真事例をお見せすれば、お客様がおいしそうなラーメンの写真を撮ってくれるのです。

極め付けは、とある「食イベント」の会場に設置されていた写真撮影ブースです。プロがメニュー写真を撮影する際に使用する照明などの機材を用意しておき、各出展店舗で食べ物を買ったお客様がキレイに写真撮影ができるようにサポートをしていました。

この撮影ブースの無料提供により、自然光で手振れしながら撮られた写真よりも数倍も美味しそうな写真を撮影してもらえるため、SNSに写真がアップされた際の訴求力が格段と上がり、更なる集客につながっていくのです。

改めて自店の売りを見直してみる

では、冒頭に戻ってあなたのお店のキャッチコピーを考えてみましょう。飲食店にお客様が来られるのは「何かを食べたい。飲みたい」と思った時に、その何かとあなたのお店が結びついて初めて実現します。

逆に言えば、自店に何のキーワード(キャッチコピー)も設定せずに経営をしている場合は、お客様に思い出してもらおう、口コミで広げてもらおう、という意思がない。すなわち来店客数増を放棄していると同等と言えます。

「うまい」を売りにする場合は、なぜ自店の料理がおいしいのか、その理由をお客様にしっかりとお伝えできるように、またお客様が知り合いにそれを伝えやすいように虎の巻などの準備をしましょう。
「やすい」が売りならば、「飲み物全品250円均一!」などのキャッチコピーを店内のいたるところに貼り出し、お客様に撮影してもらえるようにしましょう。
「早い」の場合は、卓上に砂時計やキッチンタイマーなどを設置しておき、「提供時間を過ぎたらお代はいただきません!」などとアピールをして、口コミしやすいように仕掛けましょう。

「このお店は〇〇の店」
お客様に自店を思い出し、写真を撮って拡散してもらうためにも、この〇〇に相当する部分を、ぜひしっかりと考え続けてください。

当然ながら、飲食店はどんなに忙しくても盛り付けには細心の注意を払い、丁寧に行わないと、雑な仕事は全て写真に撮られて拡散されてしまいますので、要注意です。
逆に、お客様が撮影される写真にインパクトが出るように「盛り付けの高さ、配置、食材の色使い」などもしっかりと研究することが求められています。
飲食店が味だけで勝負していける時代は終わりました。これからはお客様のニーズをうまく捉えながら、口コミで客数増を狙っていくことが必要と言えます。

面倒で小難しい計算は自動化して、考えることに集中しましょう

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