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飲食店のダイレクトメールは「あなたにぴったり」が重要

お店の「ラベル」を意識していますか?

飲食店の売上アップのためには、リピーター確保が非常に重要です。

一度でも店舗をご利用いただいたことのあるお客様は、あなたのお店のことを分かってくださっています。「この店は刺身がうまい店だな」「この店のもつ煮込みは、なぜかやけにおいしいんだよな」などと、他にも多数の飲食店がある中で、あなたのお店のこと覚えていてくれようとします。

このように、お客様が個々の店舗に対して「この店は○○」と覚えることを、マーケティングの視点では「ラベルを貼る」と言いますが、あなたのお店は、お客様にどのようなラベルを貼って貰うべきか、意識されていますか?

例えば街中にある定食屋をあなたが経営しているとして、どのようなラベルをお客様に貼って貰ったら良いでしょうか?

「あの店は定食屋だ」<「あの店は焼き魚のおいしい定食屋だ」<「あの店は焼き魚と炊きたて白米がおいしい定食屋だ」

一番左のように、単なる定食屋として認識されてしまっては、お客様が「あの店にご飯を食べに行こう」と行動するモチベーションになりません。
焼き魚がおいしい店、さらにはおいしい炊きたてのご飯が食べられるお店、と認識されておけば、何かご飯と味噌汁のついた定食が食べたいな、とお客様が感じられた際にご来店していただけるのです。

飲食店においてリピーターを増やしたいのならば、まずはこのように「お客様にどのようなラベルを貼って貰うべきか」を検討してみてください。

また、店内アンケートを取り顧客情報を集め、せっせとダイレクトメールをお送りになっている店舗も多いでしょう。

でも、一つ振り返ってみてください。ダイレクトメールは「送付各回で1種類ずつ」しか作成してないのではないでしょうか?

実は、お客様は日々の生活を送っている中で「自分にピッタリのお店」を探し続けています。飲食店がお客様にお送りするダイレクトメールにおいても、「あ、この店は自分にピッタリだ」と思わせる仕掛けが必要となります。
そこで効果的なのが、顧客情報をお預かりした日、すなわちアンケートを書いてくださった時にお客様が召し上がった内容や、おいしかったと○をつけてくださったメニューに関する情報を盛り込んだダイレクトメールです。

すなわち、例えば1,000人分のリストがあって、十把一絡げで1,000人に同内容のダイレクトメールを送付するのではなく、そのお客様個々にお勧めしたいメニューを明記したものをお送りするのです。

昔と違い、今はオンデマンド印刷と呼ばれる、「お客様お一人お一人ずつの嗜好に合わせた内容の違うダイレクトメール文面の印刷」をすることが可能となりました。

お刺身好きのAさんにはお刺身盛り合わせをメインにしたダイレクトメールを、炊きたて白米が好きなBさんには、毎正時に店舗で炊きあげる銀シャリを使って握った「一番握り」を告知する内容のダイレクトメールをお送りすれば良いのです。

こうすることでお客様があなたのお店に対して貼ってくださっているラベルを思い出し、「割引券もついているし、おいしそうな○○もありそうだから、あの店に行ってみるか!」とリピートしてくだることになるのです。

ライバル店も生き残りのために、必死になって色々な施策を仕掛けてきます。
ぜひ、あなたのお店でも、お客様に「ラベルを貼ってもらい」「個別ダイレクトメール内容でそのラベルを思い出して貰う」という展開をすることで、リピータ確保を狙ってみてください。

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