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景気の波を乗り切る中期経営計画書

店舗オーナーでいらっしゃる皆様は、この景気の先行きが見えない厳しい環境の中で、店舗の維持・発展に向け奮闘を重ねていることと思います。このような時代に前を向いて歩き続けるために、どこに活路を見出すべきなのか。常にお考えなのではないでしょうか。

たとえ経済が停滞しても、経営を停滞させるわけにはいきません。そのために必要なのは、中期経営計画の策定と、確実な実行です。今回は、この大切な中期経営計画書についてお話しします。

経営サイクルを回し続ける

ご存知の方も多いと思いますが、マネジメントを語る際に「PDCAサイクル」という言葉が良く使われます。これは図の様に「Plan(計画)→Do(行動)→Check(点検)→Act(改善)」を表したものですが、このサイクルを日々回し続けることが事業継続の要となり、難局を乗り越えるチカラにもなります。

ただし、店舗経営はこのPDCAサイクルを回すのが目的ではなく、将来の夢=目標を明確にし、そこに向けた最良の計画を立案・実行することにほかなりません。そのためには、歩んでいる道筋を常に検証し、修正が必要と判断したら適切な施策を打つことが肝心です。この検討・決定、実行、成果の確認・検討・改善という一連の流れが経営サイクルであり、その回転速度を高め、正しい方向に回し続けることが重要なのです。

財務諸表を基に中期経営計画を立案

中期経営計画書では、戦略(進むべき方法)と戦術(その手段)を熟考し、“こうしたらこうなる”といった具体的な見通しを持つことが必要です。さらに、その目標をスタッフ全体で共有するために、数値化することをお薦めします。この目標の共有は、達成に向けた最も大切な作業のひとつです。

1日当たりの売上高から月商を算出。そこから売上原価、人件費(社員、アルバイト)、固定費を引けば損益が出てきます。
前にも述べました通り、ボトムの売上高でも資金ショートを起こさないよう損益がマイナスにならないモデルづくりが大切です。
例のようにマイナスとなってしまう場合は、経費の見積りなどを見直します。

どんなに賑わっているお店でも、周囲の環境が変わるだけで、見る間に赤字へと転落する場合があります。言って見れば、店舗経営は環境への適応が常に求められるわけです。絶えまなく変化する流れを掴み、先を読むこと。店舗が置かれる状況を見極め、業態を決めた場合、利益がどの程度見込めるのか、徹底的に考える必要があるでしょう。

曖昧な根拠で「これくらい儲かるだろう」ではいけません。きちんと財務諸表まで落とし込み、さまざまな条件からシミュレーションすることが大切です。昨今では、計画損益計算書(PL)だけでなく、計画貸借対照表(BS)・計画キャッシュ・フロー計算書(CF)まで準備し、戦略を検討することが一般的となっています。

また、低成長となる成熟社会や経済が縮小するような環境になると、成長戦略を描くことさえ難しい場合があります。経営環境の変化に翻弄されないよう、自己資本を重視した店舗運営を目指し、過度な借入金を行わないよう配慮することが大切です。

開業予定の方、創業計画書を作りたい方は OAGコンサルティングへご相談下さい。

※本コラムは株式会社OAGコンサルティングからの寄稿です
投稿:2016年07月

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