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飲食店は料理写真の「シズル感」を大切にする

飲食店探しは写真が頼み

初めて訪れた街などで飲食店を探しているお客様は、ネットのグルメサイトか、飲食店が掲出している看板やPOPを頼りにしますよね。
お客様は、多くの情報・多くの候補店の中から自分に合っていそうな店を探したいため、次から次へと情報を見ていくこととなります。
好みの店を探し出すためにお客様が1店舗の情報を見てくれるのはほぼ1~2秒程度。その瞬間で、お客様の心をぐっとつかむような「情報」を出さなければ、お客様に選んでいただける飲食店にはなれないのです。

では、飲食店はどんな情報をお客様に提供すべきなのでしょうか?その情報とは、ズバリ写真です。ダラダラと書いてある文字(文章)を読んでいる時間はお客様には無いため、視覚的にパッと見て「おいしそう」「良さそう」と感じる写真にのみ、センサーが反応するのです。
このことからも、飲食店においては、看板やPOPに掲載する写真と、SNSやグルメサイトに掲載する(される)写真には細心の注意を払っておくべきだと言えます。
「とりあえず撮った写真」ではお客様が振り向いてくださらないどころか、「まずそうに見える写真」を掲出してしまっていてはお客様を遠ざける要因になってしまいます。

おいしそうな写真の撮り方

「おいしそうな料理写真」のことを、専門的な用語でシズル感のある写真と言います。シズルとは、元々「SIZZLE」という英語で、ステーキを焼く際などに「ジュージュー」と音をたてるさまを表現しています。
つまり、シズル感のある写真とは、「見ていると美味しそうで食欲が湧いてくる。この店で食事をしてみたいと思わせる写真」ということになりますね。

もちろんプロのカメラマンは、シズル感のある写真を撮ることが上手ですが、写真を撮り慣れていない方でも、工夫次第では良い写真を撮影することが出来ます。
そのポイントは大きく3つ。もちろん難しいことを言い出せばきりがありませんが、まずは以下3つを意識していただければ良いかと思います。

①料理は作りたてをななめ45度から撮る
例えば、高級寿司店で提供されるウニの軍艦の写真を撮ることを想像してください。どんなに高級なウニを使っていても、巻いたノリは1分もすれば湿気を吸ってヨレヨレになってきてしまいます。軍艦が完成した瞬間に撮らなければ美味しそうなパリッとした海苔の感じは表現できないですよね。
パスタの写真を撮る際も同様です。調理後数分も経てば表面のオイルが固まり、水分が飛んでカピカピになってしまいます。
料理写真は真上や真横からではなく、ななめ45度くらいの角度から撮ると見栄えが良くなります。プロの世界では最近、「俯瞰撮影」という真上から撮影する写真も流行っていはいますが、慣れない内は難しいので、ななめ45度からの撮影をおすすめします。

②出来るだけ自然光の明るい場所で撮る
「おいしくなさそうな料理写真」の典型が、フラッシュを焚いて無理やり光らせて撮影したものです。料理本来のシズル感を写真に出すためにも、料理写真は蛍光灯やフラッシュの光ではなく、出来るだけ自然光で撮影しましょう。
おすすめは晴れた日に、太陽が雲に隠れた瞬間に窓際で撮影をすることです。直射日光が当たってしまうと料理が白とびしてしまうことが多いのでお気を付け下さい。
順光(料理に向かって撮影している自分の後ろから光を当てること)よりも、逆行(料理の向こう側に光源があること)での撮影のほうが、色にメリハリが出ておいしそうに撮れることと思います。

③出来るだけ料理に「寄って」撮る
写真を撮り慣れない間は、「料理や器の全景を写真に入れないといけない」と思いがちですが、シズル感のある写真を撮るためには、思い切って料理に「寄って」撮影をしてみてください。
プロっぽい写真は、「料理が写真の中央になく、器の端が切れていて、余計な物が映りこんでいない」という特徴があります。
最初の内は、少し寄りすぎかな、と思うくらい接写をしてみると良い写真が撮れることでしょう。

上記3つのポイントにあと1つだけポイントを加えるとしたら「 レンズの絞り値を小さくして被写界深度(ひしゃかいしんど)を浅くする」という点があります。
難しい言葉ですが、簡単に言い直すと「写真の中で一番見せたい箇所以外はぼかす」ということです。
今は無料アプリなどで加工することも簡単にできますので、試してみることをおすすめします。

いかがでしょうか?
お客様が飲食店を選ぶ際は「写真」が非常に大事になります。とある飲食店では、お客様が自店の料理写真を美味しそうに撮影し、SNSにアップしてもらえるよう「料理撮影の仕方」をレクチャーしたりしています。
ぜひ、シズル感のある写真を撮影して、お客様に選ばれる飲食店になってください。

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