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回転率を高めたければBGMのテンポを調整する

お客様の滞在時間は音楽で変わる

飲食店は箱ものビジネスのため、同一時間帯には席数以上の人数のお客様を店内に入れることはできません。
ランチタイムとディナータイムの一時だけはお客様が来店してくださるけど、それ以外の時間帯はサッパリ、というお店にとっては、「混んでいる時間帯はできるだけ早くお客様に席を空けてもらう」「空いている時間帯は逆にゆっくりしてもらう」ことが回転率(数)に影響し、売上に直結してきます。

「でも、早く席を空けてもらいたいからといって、お客様にお声掛けして席を立ってもらうのも気が引けるな~」
とお考えの方に朗報です。繁忙時間と閑散時間では、お店でかける音楽(BGM)のテンポを変えることで、お客様の滞在時間が変わるのです。

「軍艦マーチ」には2種類のテンポがある

その昔、パチンコ店で流れている音楽といえば「軍艦マーチ」でした。お客様はパチンコ店の前を通行している時に軍艦マーチが聞こえてくると、ついパチンコを打ちたくなり、入店してしまったそうです。
混んでいる時間帯と空いている時間帯があるという意味では、パチンコ店も飲食店と同じです。
閑散時間帯にはお客様にゆっくりとパチンコを楽しんでもらいたい、繁忙時間帯にはどんどんパチンコ玉を消費して欲しいと考えました。

分析の結果、パチンコ店が編み出した策が「2種類の軍艦マーチを使い分ける」というものでした。
実は、軍艦マーチには速いテンポとゆっくりしたテンポの2種類が存在していました。閑散時間帯にはゆっくりした軍艦マーチを流すことで、お客様にゆっくりしていっていただく、繁忙時間帯には速いテンポの軍艦マーチを流すことでお客様の心は高揚し、ジャンジャンお財布を開いていただくことができる、という法則を編み出したのです。

飲食店は、パチンコ店と同様に「あの店はいつ店の前を通ってもお客様がたくさん楽しんでいる」という姿を店前通行人に見せることが何よりの販促になります。
今どきの時代は軍艦マーチの時代ではありませんが、飲食店では、閑散時間帯には店内滞在時間を長くするために、ゆっくりとした音楽を流して、お客様に無料コーヒーをサービス提供しています。一方、繁忙時間帯には照明をさらに明るくし、BGMのテンポは上げ、店内で流すアナウンスの音量も少し大きくすることで売上を伸ばしているのです。

飲食店でも簡単に応用できる

この手法は、飲食店でも簡単に真似することが可能です。
「音楽はよく分からないし、BGMはそれっぽいからジャズでも流しておけば良いのでは?」などと安易に決めている飲食店が多いかもしれませんが、まずはこの考え方を改めましょう。
一口にジャズと言っても、アップテンポのモダンジャズを流している場合と、しっとりとした女性ボーカルのミドルテンポジャズを流しているのでは、お客様の印象はまったく変わってきます。
ランチタイムとディナータイムの繁盛時間帯にはこのチャンネル、夜20時以降はしっとりとした音楽が流れるこのチャンネル、などと工夫をしてみましょう。

もちろん、照明のオンオフによる明るさ調整も大切です。火事には気を付けていただきたいですが、夜20時以降は少し照明を落とし、各テーブルにキャンドルを置くなどすると、グッとムーディになりお客様のアルコール注文数が増えるなどの効果も期待できます。

客席回転率(数)を高めて、売上を伸ばしたい飲食店は、ぜひBGMのテンポと照明の調整を試みてくださいね。

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