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雑居ビルへの入居は他にどんな店・企業が入っているかを入念に確認する

雑居ビルは要注意

本当はオシャレなビルに飲食店を構えたいけど、開業資金の関係で泣く泣く雑居ビルに入居せざるを得ないという方も多いでしょう。
もちろん、雑居ビルがダメというわけではありませんが、「雑居」であるがために、相応のリスクもありますので、しっかりと理解と対策をしてから入居の意思決定をされることをおすすめします。

雑居ビルに飲食店が入居を検討する際に最も意識していただきたいのは「他テナントからのクレーム」です。
飲食店のみが入っている雑居ビルの場合にはさほど問題にはなりませんが、例えば同じビルに学習塾やアパレル、一般企業などが入居している場合には様々な角度からクレームを頂戴してしまうことが多いと言えます。

雑居ビルに入居している飲食店に対して入るクレームの多くが、「うるさい」「臭い」「汚い」というものです。
あなたのお店で楽しくお酒とお食事を召し上がったお客様がエレベータで1階に降りた後も、ビル入り口で騒いでいて「うるさい」
調理をしている煙や匂いがビル内に充満してしまい「臭い」
酔っぱらったお客様がその辺にゴミを散らかしたり吐いてしまったりして「汚い」
などのクレームが頻繁に入ります。

特に学習塾やアパレルなど、集中力やおしゃれ感が必要な業態が入っている場合はクレームをつけられるケースが多いようです。

不動産業者の言うことは真に受けない

物件探しのために不動産業者の話を聞く際は、決してその全てを真に受けないようにしてください。
「このビルは他にも飲食店しか入っていないから、あなたにぴったりですよ。こんなにおすすめの物件は他になかなか出てきません」
「このビルはエレベータがついているからお客様にも安心ですよ。当社はこのビルに何軒もテナントを紹介しています」
このような話も、要注意です。

飲食店専用の雑居ビルの場合は、あなたが開業しようとしている店と「被っている業態の店が無いか」をしっかりと確認するようにしてください。
個人経営の店が集まっている雑居ビルの場合はすでに入っている店舗と「被っている」業態の場合、嫌がらせを受けてしまうことなどもあります。
エレベータ付きのビルの場合、他店で「大人数の宴会がよく開かれていないか」などを調べてみてください。
せっかくエレベータがあるのに宴会客の乗り降りで占有されてしまい、自店のお客様が乗り込むのに10分以上も待たざるを得なかった、などのケースもあります。

自分の目で時間帯を変えて何度も下見に行く
不動産業者から候補物件を出してもらった後は、必ず現地に内見に行ってください。その際に業者さんから受ける説明は、基本的に前向きな内容が多いはずです。
でも、内見に行った時間帯や曜日と異なる、違う時間帯と曜日にも、必ずそのビルの様子を見に行ってください。

可能であれば、ゴミ置き場なども見せてもらうと良いでしょう。
清掃が行き届かず、ゴミ捨てルールがしっかりと守られていないゴミ置き場は、悪臭がして、ネズミやゴキブリが走り回っています。
ゴミ置き場にネズミやゴキブリがいるということは、ほぼ間違いなく店舗にも彼らは出現します。自店内でどんなに衛生管理に努めても、他店から排水溝などを伝って自店に侵入してくる彼らを、誰も止めることはできないのです。

なぜ空き物件なのかを考える

「駅から近いし、築年数も比較的浅い。条件も悪くないし、この雑居ビルは掘り出し物かもしれない!」
このように飛びつきたくなる気持ちは分かりますが、ぜひ「では何故この好条件の物件が空いているのか?」ということもしっかりと考えるようにしましょう。
「前のテナントは何年間借りていたのか?」「なぜ出て行ってしまったのか?」「物件が空いている期間はどれくらいあったのか?」などをしっかりと質問していけば、その物件の穴も見えてくるでしょう。
ぜひ入居の最終意思決定をする前に、冷静な目で物件を「ななめに」見てくださいね。

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