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飲食店接客の優先順位は「お子様・女性・ゲスト・ホスト」

接客の優先順位を間違えてはいけない

飲食店においては、接客を優先すべき順位が存在します。
その優先順位とは

①お子様
②女性
③ゲスト
④ホスト

の順番です。

ややもすれば、飲食店では「お金を払ってくれる人」を一番厚くもてなしてしまいがちですが、これは間違いです。上記優先順位は必ず守るようにしてください。

 

なぜこの順番なのでしょうか?その理由は、

①お子様連れのご家族で、どんなに両親が食事を楽しんでいても、子供が「帰りたい」と言い始めたら従わざるを得ないため
②一般家庭においては、ほとんど「お母さん」が財布を握っているため。カップルの場合は、男性も女性の満足度を第一義に考える方が多いため
③④は接待においては、接待をしているホストよりも、されているゲストを厚くもてなすことが、お客様に接待の目的を果たしていただきやすくなるため

です。

 

この優先順位は、意識だけでなく、実際にサーブ(料理や飲み物をご提供)する際の優先順位にもなります。

ご家族連れの場合、飲み物などは出来るだけお子様から先に出す。カップルの場合は女性から出す。接待の場合にはゲストから出す、ということです。

このサーブの順番は、ホールスタッフにしっかりと守れるように教育をしてください。「高級レストランじゃあるまいし」と思うことなかれ。こういう細かい点で、お客様は「あ、この店は分かってくれているな」と評価をしてくださるのです。

 

では、優先順位上位の方に対して、もう少し具体的に、どのような行動をとれば良いのかを考えてみましょう。

 

①のお子様については、次に家族で外食をする際に「僕(私)はあのお店に行きたい!」とお子様におねだりしていただけるようにすることがポイントです。

「お子様用のソフトドリンクを無料にします」は、お支払をするご両親に対するサービスです。もちろんこれは大事なことなので実施していただきたいのですが、お子様にとってはあまりメリットがないですよね。

お子様にとっては、「あの店に行くと、スプーンやフォークに〇〇ちゃん用と書いてくれるから嬉しい」「あの店は帰りにお菓子のつかみ取りをさせてくれるからまた行きたい」というように、「自分を主人公にしてくれるお店」がまた行きたくなるお店なのです。

無地のプラスチックスプーンにマジックで〇〇ちゃん用、と書いてお渡しするのには時間もお金もほとんどかかりません。10円程度のお菓子をつかみ取りしてもらっても、せいぜい数十円の仕入れ原価で収まります。ぜひ、最も店舗決定に影響力を与えるお子様対策をしっかりと考え、実施してください。

 

②の女性については、特にトイレなど、衛生面に気を付けてください。小型店舗の場合、お客様用トイレは男女兼用の1つしかないことも多いでしょう。

「男性が入った後のトイレを使うのは嫌だ。特に上がっている便座を下げるのに嫌悪感がある」という女性の心理を酌み、張り紙で「ご利用後にトイレの蓋を閉めていただき、ありがとうございます」などとしておくことも重要です。

蛇足ですが、トイレの消臭剤は無香性のものを使ってください。匂いでごまかそうとすると、その匂いがお食事中の客席にまで届き、トイレ近くに座られている方からのクレームにつながってしまいます。

 

③④については、高級店などでは、あえてゲストのお酒は普通の濃さで、ホストのお酒はさりげなく薄めにして出すところもあります。接待する側は酔うことが目的ではなく、ゲストに気持ち良く酔っていただくことが目的ですからね。

もちろん、最終的な会計金額はゲストの目に入らないようにホストにご提示し、精算していただくようにしましょう。

 

いかがでしょうか?飲食店においては美味しい料理を作って出す、ということだけでなく、このように接客の優先順位を考えて、常にお客様に満足していただくためにはどうしたら良いか、ということを考え続けなければなりません。

 

ご自身がお客として他店で食事をする際なども、特にお子様対策のネタなどは意識して拾うようにしてみてくださいね。

気になるサービスがあったら、すかさずメモをして、自店でやってみることが重要ですよ。

 

面倒で小難しい計算は自動化して、考えることに集中しましょう

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