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集客をしたい飲食店は店前でカツオ節を削ろう

店前通行量が多い店、は要注意

飲食店経営用の物件を探そうと不動産屋に相談すると、「この店は店前通行量が多いからおすすめですよ~!」とアピールされることがあるでしょう。
「なるほど!この店はターゲットになりそうなサラリーマンやOLさんが店前を次から次へと通るから、商売繁盛間違いなしだな!」と早合点しないようにしてください。

というのは、確かにそのお店の前は多くのお客様が行き交っているかもしれませんが、それだけの立地ならば、競合他店も多数存在するはずだからです。
通行人の多さに目を奪われるのではなく、自店の前を通るお客様候補に「自分の店がここにあって、入ったら良いことがありますよ~」ということをいかに訴求するか、をしっかりと考えることが必要となります。

では、繁盛している飲食店はどうやって自店の存在を店前通行している方に訴求しているのでしょうか?

 

まず、王道として考えるべきは「看板やPOP」です。「自店にはこういうメニューがあって、いくらくらいの価格設定ですよ」ということをしっかりと訴求することが必要となります。
これはお客様の理性に視覚から訴えかける手段ですね。

次に、音があります。
店内のBGMを外でも聞こえるように流してみたり、呼び込みの声を録音しておき、流している店もあるでしょう。
その他、一定間隔ごとにライトで光をつけてみたり、看板にイルミネーションをつけて点滅させたりしているお店も多いですね。

ここで1つ面白いネタをご紹介しましょう。最近流行っている某和食店では、店前でなんと「カツオ節」をスライスしてお客様に提供しています。
店前に設置した業務用スライサーでカツオ節を0.01ミリという極薄にスライスしている姿をお客様に見せて目を引き、すかさず「試食してみてください」とお声がけをします。
日本人は試食が大好きですから、これで多くのお客様の足を止めることができます。

多くのお客様が店前で何かを食べて喜んでいる姿は、他のお客様の興味も引き、次から次へとお客様が足を止めてくれるというプラスの連鎖につながります。
この和食店が他店同様「新鮮な刺身が美味しい」などの訴求を看板で行っているだけでは、これだけのお客様の足を止めることはできなかったでしょう。

次から次へとスライスされるカツオ節が空中を舞って落ちてくる姿をお客様に視覚的に見せることで興味を引くことに成功しているのですね。

 

ちなみにこの和食店では、着席されたお客様にお出しするお通しが、この極薄カツオ節です。
スライスしたばかりの良質のカツオ節をお客様にご提供することで、お通しを調理する手間をはぶき、さらに「この店は出汁を使った料理がおいしそうだな」とプラスのイメージをしていただくことにもつながっています。

出店候補物件の店前通行量が多いからと飛びついて契約してしまうのではなく、「この立地ならばどんなネタで自店の存在をお客様に訴求することができるか」をしっかりと考え、成功イメージを持ったうえで契約に入っていければベターですね。

 

「競合飲食店がどのようにして店前通行人に対して自店の存在をアピールしているか」については常にアンテナを張り、面白い取り組みを見つけたらすかさずメモを取っておくことをおすすめします。

 

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