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グルメサイトにお金を支払わずに「自店のお得な情報」をお客様に伝えよう

飲食店の平均営業利益率は5%程度だと言われています。営業利益率が5%とはつまり、仮に1ヵ月間に1,000万円を売り上げても、50万円しか利益が残らないことになります。個人事業主が経営している飲食店は月商300~500万円程度のところが多いでしょうから、月間営業利益は15万円~25万円しか残らない、ということになります。

「はたらけどはたらけど 猶わが生活楽にならざり ぢっと手を見る」という石川啄木の句を思い出しながら、日々頑張っていらっしゃる飲食店経営者も多いことでしょう。

毎日10万円売上があり、店休日なしで働いても、月商は300万円です。客単価が3,000円の場合、来店客数は33人/日、1,000人/月ということになります。この月商を400万円、500万円と伸ばしていきたいと考えた場合、あなたならまず何から始めますか?

<郊外型ハンバーグレストラン A店の例>

売上=客数×客単価

A店の経営者は、急に客単価を上げてしまうと客離れが起きてしまいそうなので、まずは客数を増やすことから始めようと考えました。「でも、そうは言っても急にお客様の数を増やせるわけがないしな・・・」と思案しているところに、1本の営業電話が鳴ります。

成果報酬型の集客支援は想像以上に費用がかかることがある

電話をかけてきたのは、グルメサイトの営業マンでした。「今なら基本料金にプラスして、お客様が当社媒体を通じてお店にネット予約を入れた分だけ、成果報酬型で集客をお手伝いするプランがあります。ネットの力を活用してお店の集客数を増やしませんか?」

自店の力だけでは新規集客数を増やせる自信の無かったA店の経営者は、この営業マンからの提案に飛びつきました。その結果、毎月ランチは10名、ディナーは20名もネットからの集客がありました。

ネットからの集客ができたのは非常に喜ばしいのですが、請求金額を見て、びっくり!基本料金にプラスして、ランチは@100円、ディナーは@200円の成果報酬(従量料金)がかかるため、この月は25,000円+(100円×10名)+(200円×20名)、合計32,000円も費用がかかってしまっているのです。

このグルメサイトは、基本料金を支払うことで、自店のページに掲載できる内容が増えたり、ポイント付与が出来たりする、というメリットがあります。これらにより、潜在的にお客様の数を増やすことにつながっているかもしれません。

が、32,000円かけて30名の集客増しかできなかった、とすると、1人あたり1,000円以上も集客コストがかかっていることになるのです。客単価がランチ1,000円、ディナーでも1,900円しかないこのハンバーグレストランに集客をするのに、これだけの費用がかかってしまったら、「営業利益率は限りなくゼロに近づいていってしまう」ことでしょう。

でも、このA店の経営者はグルメサイトの利用をやめられませんでした。やめようと思うたびに「確かにお金はかかっているけれど、利用をやめてしまうと、新規の集客数が減るかもしれない」という不安感にかられてしまうのです。
このA店は、いつもある程度のお客様が入り、賑わっているので儲かっていそうに見えながら、結局利益がでず、やがて閉店に追い込まれてしまいました。

自店WEBサイトで集客を開始する

<駅前立地居酒屋 B店の例>

一方、月商300万円だった居酒屋B店の経営者も、同時期に集客数増のための勉強を始めていました。B店にもグルメサイトの営業マンから電話があり、一通り話だけは聞いてみましたが、きっぱりと提案を断りました。

「自分の店でWEBサイトを作って、そこから集客をしてみます」

@1,000円も集客コストをかけてしまったら、「集客数と労力は増えるけど、最終利益は増えない」ことが明確だったために、一瞬魅力的に聞こえた話を、冷静になって断ったのです。

「お金を出してグルメサイトの自分の店の紹介ページに書き込める内容を増やすことよりも、自分でWEBサイトを作って新規集客をしてみよう。また、自店に初めて来てくれた一見さんに、再度店に来てもらえるように、お金を使ってみよう。その方がグルメサイトにお金を支払うよりも、最終的な利益につながるはずだ」と考えたのです。

その気になってインターネットで調べてみると、自分が経営する飲食店の公式サイト(HP)を作成するためには、そんなに大きな額がかからないことが判りました。中には無料でWEBサイトを作れるサービスもあります。

ただ、自店公式WEBサイトを公開したからと言って、そうそう簡単にアクセスと集客数は伸びません。そこでB店の経営者は、絵心のあるスタッフに店のチラシを手書きで作ってもらい、そのチラシにWEBサイトのQRコードを組み込んで、毎日駅前でチラシ配りをし始めました。

B店では、無料ではなく少しだけ費用をかけて自店の公式サイト(HP)を立ち上げていました。お金をかけた理由は「ネット予約システム」が使えたからです。

・初めて自店をネット予約してくださった方には、人数分の乾杯ドリンクをプレゼント
・2回目以降の予約の方は、ご予約回数に応じて、無料小鉢のグレードが次々とアップ

この特典をチラシと公式サイト(HP)に書いて粘り強くお客様に配り続けたところ、今では、リピート客が8割を超え、新規のお客様からのご予約をなかなか承れないほどになりました。

乾杯ドリンクでも、無料小鉢でも、原価を考えれば@100円~200円程度で提供できます。
大手グルメサイトの営業マンの巧みなトークに乗り、安易に費用をかけて集客数を増やすのではなく、しっかりと自店の公式サイト(HP)を作成し、着実にお客様にお声がけをしていったB店は、新規集客のための販促費をあまりかけずにすんでいるため、営業利益率も8%程度を保っているそうです。
先日はついに念願の2号店の物件を契約したそうですよ。

「他の店もみんなグルメサイトを使っているから、自店も使わないと不安」「大手の力を借りなければ、自分のような小さな店では集客ができるわけがない」
こんな考え方は早いところ捨てて、1日でも早く自店の公式WEBサイト(HP)を立ち上げてみませんか?お金は有効に使いましょう!

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