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飲食店の人材採用は、紹介が最も効果的

スタッフの友達に声をかけてもらう

飲食店経営者からは、景気回復の恩恵はなかなか実感できないが、逆にスタッフ採用が非常に難しくなってきた、という嘆きの声をよくお聞きします。東京都内ではラーメン店で時給1,200円で募集をしても、全然応募が無いという店舗も多いようです。

そんな時代ですから、飲食店経営者が注力すべきポイントは、メニュー開発でもコストダウンでもなく、人材採用だ、と言う方も多くいらっしゃいます。

たしかに、どんなにおいしいメニューを開発して安くお客様にご提供しようとしても、調理してくれるメンバー、お客様に届けてくれるスタッフがいなければ、飲食店経営は成り立ちませんものね。

では、採用難のこのご時世であっても、希望日に全員をシフトインさせられないほど豊富なスタッフ数を抱えているお店は、いったいどうやっているのでしょうか?

その答えは、「スタッフに知り合いを紹介してもらう」ということです。

在籍スタッフは店舗で働いているわけですから、多少の不満はあるかもしれませんが、お店のことを気に入ってくれているはずです。そして、店舗としても、戦力として働いてくれているスタッフの良い点を熟知していらっしゃるはずです。

「彼は体育会系の部活をしているから声と接客にメリハリがあって非常にイメージが良い」
「彼女は演劇をやっているから笑顔やお客様とのコミュニケーションの取り方が最高」

などのように、それぞれのスタッフごとに良い点があることでしょう。

良いスタッフの周りには良い友人がいる

では、その良い点を持っているスタッフの周り・友人にはどういう人がいるでしょうか?そうです。体育会系の彼の横には、同じく体育会系のハキハキした人がいます。演劇をやっている彼女の周りには、さらに感情表現が豊かでお客様と仲良くなってもらえそうな劇団員が多数いるはずです。

そんな在籍スタッフの友人を、紹介してもらうのです。「新メンバー紹介制度を始めました。友だちを採用面接に呼んでくれたらあなたに〇円、採用後、そのお友だちが40時間シフトインをしたら、2人に〇円ずつプレゼントします!」などのように、紹介する人、される人双方にメリットがあるような紹介制度を作り、スタッフの友人に声をかけてもらうようにしましょう。

飲食店経営者の中には、人材採用をするというとすぐに広告媒体に出稿しようとする方がいますが、これは得策ではありません。競合も多く広告を出稿しているため、埋没してしまう可能性が高いですし、なにより、その広告により面接と採用が実現するかどうかは未知数ですからね。

 

顧客満足度とスタッフ満足度が共に非常に高い某居酒屋チェーン店では、「就職活動時にアルバイトが次々と辞めてしまう」ことを防ぐために、なんと定期的に「就職支援セミナー」をスタッフ向けに開いています。企業研究の仕方やエントリーシートの書き方、面接における注意事項などを、スタッフ、さらにはその友人にまで門戸を開放して無料で解説をしています。

これにより、就活前に退店をしてしまったアルバイトが就活完了後にお店に戻ってこなくなるのを防げるだけでなく、就職支援セミナーに参加したスタッフの友人がその会社に魅力を感じて、就職してくれる、などのメリットも生まれているようです。

人材採用が困難なこの時代、従来の採用手法だけでなく、あらゆる手を使ってでも人手を確保しなければ、理想的な飲食店経営を実現することは不可能です。ぜひスタッフのお知り合い紹介制度を起ち上げてみてください。

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