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客単価を高めたい飲食店は「テーブルのサイズ」をしっかりと意識しよう

飲食店のテーブルサイズが客単価に影響を及ぼす可能性があるということを御存知ですか?
席に着き、メニューブックを開くと美味しそうな料理が写真付きでたくさん載っています。「わあ、これおいしそう!これも良いね!」と3人組のお客様が銘々に注文したいメニューを選ぶとしたらどうなるでしょうか?
例えば、居酒屋におけるお客様1人あたりの平均注文料理品数は2.5~3品です。3名が3品ずつの注文で9品、9皿となります。果たしてテーブルに全てのお皿が並ぶでしょうか?
飲食店側からすれば「タイミングをみて提供しますから問題ありません。」とお思いかもしれませんが、経験の浅いスタッフが応対をした場合、そのおすすめの会話自体がやりとりされない事もあるでしょう。
お客様は注文をされながら、「こんなに頼んじゃったらテーブルに料理が乗り切らないかもね」とはっと気が付き、注文数を減らすことを考えます。もしくは、頼んだ料理が運ばれてきた際にテーブルに並びきらない状況を見て、「ムリならば注文時に言ってくれよ!」と従業員に対して舌打ちをされてしまうかもしれません。
これでは客単価に悪影響が出るどころか、満足度の低下に繋がりかねません。
もし、飲食店がお客様の満足度を下げずに客単価をアップしていきたいと考えるのならば、お客様の「食べたい欲求」に合わせたテーブルサイズを考えなければいけません。
では、飲食店が使うテーブルサイズの標準的な目安を業態ごとに見てみましょう。
【業態別テーブルサイズ】
・カフェ 50㎝×50㎝程度
・居酒屋 60㎝×60㎝程度
・レストラン 70㎝×70㎝程度
案外テーブルサイズって小さいですよね。このテーブルサイズで想定する皿を並べている状態を想像してください。その際に注意しなければならいことは、テーブル上には料理のお皿以外にも様々なものが置かれるという点です。
【テーブルセット備品】
・皿、取り皿
・グラス(水・アルコール)
・カトラリー、カトラリーケース
・カスター、カスタートレー
・メニューブック、メニューブックスタンド
・会計伝票、会計伝票カバー
・紙ナフキン、紙ナフキンスタンド
・おしぼり
・灰皿
・爪楊枝

いかがでしょうか?自店の業態やコンセプトに合わせて想定してください。もちろん、これらの全てが必要というわけではありませんが、料理のお皿以外にも、結構いろいろなものがテーブルには並んでいるんですね。
では、どうしても狭くなってしまう飲食店のテーブルを有効活用するためにはどうしたら良いのでしょうか?
有効的な解決策の1つに、「テーブルの横に収納スタンドをつけてみる」というものがあります。
上記メニューやカスター、カラトリーケースなどをこの収納スタンドに「立体的に置く」ことで、取り皿として使える小皿2枚分くらいのスペースは余裕で確保できるでしょう。
見た目にもテーブルがすっきりとするため、お客様も「これ以上頼んだらテーブルに乗りきらないだろうな」という心配をすることなく、すっと追加オーダーを頼んでくださることでしょう。
物理的に大きなテーブルを置いたり、従業員の接客スキルをアップすることはかなり難しいことですが、このような立体的な収納スタンドをつけることで、先ほどの3名グループの場合、もう1品、お料理を注文してくれるかもしれません。
900円の料理でしたら、3名で割ったら客単価が300円アップすることになります。
もしかしたら「おいしいからこの料理に合うお酒も頼んじゃおっか?」となるかもしれませんしね。
このように、お客様が「もう1品頼もうか?」と考えた際にテーブルが狭いからとか、メニューを従業員が下げちゃったからもういいや、となってしまうのは、飲食店にとっては非常にもったいない機会損失と言えます。
飲食店がお客様満足度を下げずに客単価をアップしたいと考えるのならば、ぜひこのような収納スタンドの導入を検討してみてください。きっと導入の費用対効果は得られると思います。