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- 利益アップ・コスト削減
カフェ・喫茶店の経営指標
カフェ・喫茶店はトッピングやサイドメニューの出数で売上と利益が大きく変わる
カフェ・喫茶店は、オーソドックスなドリンクや食事を提供するだけでなく、いかに料理のトッピングとサイドメニューを売っていくかが、売上と利益確保に直結する業態です。
例えばオムライスが有名なカフェがあるとしましょう。オムライスが売価650円、原価率30%の場合、トッピングを150円つけてもらうことで、売価が800円となり、客単価は23%もアップ、原価率も1~2%下げることが可能です。
少し計算をしてみましょう。
たとえば、「フワフワタマゴのマシマシトッピング」を150円で提供している場合、タマゴ1個の原価は20円、トッピングの原価率は13%となります。650円のオムライスの原価率が30%ならば原価は195円ですから、トッピング込の原価は215円、売価は800円、すなわちトッピングをつけていただいた際の原価率は27%となり、3%も原価率を下げることができるのです。
このフワフワタマゴのマシマシトッピングの場合、光熱費も人件費も、従来のオムライスを作る手順と全く変わらずできるため、ほぼ純粋に3%も原価率を下げることが可能となります。面白いですね。
あなたのお店と比べてみましょう!!
15坪24席のお店の実績を想定(1ヵ月間)
売上 |
2,500,000円 |
人件費率 |
30% |
---|---|---|---|
客数 |
3,125人 |
原価率 |
30% |
客単価 |
800円 |
営業利益 |
250,000円 |
営業利益を2倍にするためには?
上記想定店舗は250万円の月商で25万円の営業利益(10%)を残していますので、そこそこの優秀店と言えます。
しかし、その数値から、ほんの少しずつ客単価・客数・原価率を改善するだけで、営業利益を2倍以上稼ぐことが可能となります。
客単価を800円から50円アップして850円に。お客様の数を1日平均5人プラス。原価率を2%ダウン。この3つの改善をするだけで、
営業利益は約2倍になります。
もちろん、簡単なことではありませんが、まずは客数と客単価の改善からスタートをしてみてください。この3つの指標を改善するだけで、約24万円の営業利益を上乗せすることが可能となります。
(客単価アップについては、原価率に影響が無いものとして計算しています)
改善指標 | 改善目安 | 営業利益 |
---|---|---|
客数 | 5人/日アップ | 84,000円 |
客単価 | 50円アップ | 109,375円 |
原価率 | 2%削減 | 50,000円 |
合計 | 243,375円 |
ぜひ先ほどご紹介した「トッピング」も楽しみながら考えてみてくださいね。少ないポーションのサイドメニューも客単価アップに有効ですよ。
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