- ファストフード
- 利益アップ・コスト削減
ファストフード店の経営指標
ファストフード店はサイドメニューとドリンクの出数で売上と利益が大きく変わる
ファストフード店は、スピーディに食事やドリンクを提供するだけでなく、いかにサイドメニューとドリンクを売っていくかが、売上と利益確保に直結する業態です。
例えば大きなパティが有名なハンバーガーショップがあるとしましょう。ハンバーガーが売価500円、原価率30%の場合、サイドメニューで300円の追加注文をしてもらうことで、売価が800円となり、客単価は60%もアップ、原価率も数%下げることが可能です。
少し計算をしてみましょう。
たとえば、サイドメニューの「フライドポテト」を300円で提供している場合、ポテトの原価は60円、トッピングの原価率は20%となります。500円のハンバーガーの原価率が30%ならば原価は150円ですから、サイドメニュー込の原価は210円、売価は800円、すなわちサイドメニュー込の原価率は26.2%となり、3.8%も原価率を下げることができるのです。
フライドポテトを揚げるために若干の人件費・光熱費がかかりますが、それらを勘案しても3%程度は原価率を下げることが可能となります。面白いですね。
あなたのお店と比べてみましょう!!
15坪24席のお店を想定(1ヵ月間)
売上 |
2,500,000円 |
人件費率 |
30% |
---|---|---|---|
客数 |
3,125人 |
原価率 |
30% |
客単価 |
800円 |
営業利益 |
250,000円 |
営業利益を2倍にするためには?
上記想定店舗は250万円の月商で25万円の営業利益(10%)を残していますので、そこそこの優秀店と言えます。
しかし、その数値から、ほんの少しずつ客単価・客数・原価率を改善するだけで、営業利益を2倍以上稼ぐことが可能となります。
客単価を800円から50円アップして850円に。お客様の数を1日平均5人プラス。原価率を2%ダウン。この3つの改善をするだけで、
営業利益は約2倍になります。
もちろん、簡単なことではありませんが、まずは客数と客単価の改善からスタートをしてみてください。この3つの指標を改善するだけで、約24万円の営業利益を上乗せすることが可能となります。
(客単価アップについては、原価率に影響が無いものとして計算しています)
改善指標 | 改善目安 | 営業利益 |
---|---|---|
客数 | 5人/日アップ | 84,000円 |
客単価 | 50円アップ | 109,375円 |
原価率 | 2%削減 | 50,000円 |
合計 | 243,375円 |
ファストフード店は、サイドメニューだけでなく、ソフトドリンクなども頼んでいただける期待値が高いと言えます。
ぜひ、「フライドポテトとソフトドリンクのセット」などを割安でご提供し、客単価アップ、原価率ダウンを狙ってみてくださいね。
経理はスマホでスマートに終わらせて、儲けることに専念しましょう
スマホで自動的に仕訳し、確定申告書まで完成!しかも、経営状況に合わせて客数、客単価のアップのヒントまで表示するクラウド会計ソフトをぜひご活用ください。
ソフトの詳細はこちらからご覧いただけます。