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ラーメン店がPOPを使ってインバウンド(外国人観光客)需要を取り込むには?
爆買いは爆食いに変わりつつある
「爆買いは終わった」などと連日ニュースで取り上げてはいますが、実際は「ツアーで来日される外国人観光客」が少なくなっただけで、個人旅行者は年々増えています。
よく「物より思い出」などと言われますが、外国人の方々が「日本に来て欲しいものはほとんど買ってしまった」ことから、次は「日本で美味しいモノをどんどん食べてみたい」という欲求が出てきているのです。
爆「買い」だった外国人の消費は、爆「食い」に変化しつつあるということですね。
これは、ラーメン店にとって大きなチャンスと言えます。 「いやー、外国語は苦手だから、出来れば日本人のお客様だけに来ていただいたほうが・・・」なんてことは言っていられません。なぜなら、外国人のお客様は1回の食事に支払われるお金が、日本人の倍から3倍近いことも多いからです。
外国人の客単価は非常に高い
例えば、ニューヨークのイーストビレッジで大人気の某ラーメン店の「ノーマルラーメン」は15ドルです。この額に消費税8.8%がかかり、チップ20%を払うと・・・1ドル120円換算で@2,400円程度になります。日本にあるこのラーメン店の本店のノーマルラーメンの価格は720円ですから、3倍以上もするんですね。
では、高すぎて誰もそのNYのラーメン店に行っていないかと言うと・・・大人気で連日満員です。さらに、外国人の方はラーメン1杯をズズっと食べてすぐに帰るのではなく、前菜として煮タマゴ2ドル、枝豆6ドル、サラダ10ドルなどをつまみながら日本酒7ドルなどを楽しんだ後に、メインディッシュとしてラーメンを召し上がるのです。
もちろんラーメン店としては滞在時間は少し長くなりますが、客単価が6,000円近くになるってすごいですよね。
外国人の方は日本のレストランでもこの感覚で食事をされるので、「本場のラーメンが6ドルもしないの?アメージング!」と大喜びされて、食べきれないほどのメニューを注文してくださり、客単価もうなぎのぼりに上がっていくのです。
どうですか?外国人観光客の方を自店に呼び込みたくなりましたか?
口コミ力の強い外国人観光客にお店を気に入っていただければ、SNSで即座に自国の友人たちにその情報を拡散してくれます。
外国人は苦手、などと言わずに、今日から外国人観光客を呼び込むための対策をしていきましょう。
外国人観光客を呼び込むためにはPOPを活用しよう
でも、店前を通行している外国人にいきなり話しかけたりすることはできませんよね?そこでPOPが効果を発揮します。
お店の前を歩いて「入るべきお店」を探している外国人がいるのならば、英語や中国語、韓国語などで書いたPOPを店前に貼り出し、呼び込んでしまえば良いのです。
「ラーメン、半チャーハン、餃子3個」のセットが980円ならば、それを英語や中国語でしっかりと伝えてあげれば良いのですね。
もちろん日本語のPOPでも写真を入れておけば外国人の方に「イメージ」は伝わりますが、チャーハンは半分の量、餃子は3つだけ、ということをしっかりと伝えておかないと、お会計時に「頼んだものが全部出てきていないよ」「あの客に出しているのと僕に出したのは量が違うよ。外国人だからと言ってごまかされないよ」などの誤解が生じてしまいます。
こんなことの無いように、しっかりと写真や外国語でセット内容を伝えておきたいですね。
このラーメンセットのPOPを作るとすると、具体的にはこんな感じになるでしょう
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