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11月にはすでに年末商戦は始まっている!

先月のハロウィンでは、売上はアップできましたか?
ここ数年、日本でもハロウィンの認知度が一気に上がってきて、飲食店を含む数多くの店舗でハロウィン企画やセールが行われましたね。街中でも仮装をされている方をよく見かけました。

「今年はハロウィンメニューを出したおかげで、10月度の昨年対比売上が20万円もアップしたよ!」などと喜ばれているオーナーも多いことかと思います。

実際に業態別/月別売上傾向(2016年HANJO TOWN調査)を見ても、10月度は
・居酒屋業態・・・平常月対比で売上が102%
・喫茶業態・・・平常月対比で売上が100%
・食堂業態・・・平常月対比で売上が103%
と、平常月より売上をアップできる業態が多いようですね。

もちろん、運動会や文化祭などのイベントに関わる打ち上げなどが行われた効果もあるでしょうが、年々ハロウィンイベントによる売上が伸びている飲食店が増えていそうです。

すでに年末商戦は始まっている

でも、ここで満足しないようにしましょう。
言うまでもなく、もう少しで今年も年末を迎えます。年末は飲食店にとって1年間で最も売上が上がる時期ですよね。
業態別/月別売上傾向(2016年HANJO TOWN調査)を見ても、12月度は
・居酒屋業態・・・平常月対比で売上が120%
・喫茶業態・・・平常月対比で売上が104%
・食堂業態・・・平常月対比で売上が114%
と、ほとんどの飲食業態で12月度は売上を大幅にアップすることが出来る月です。

忘年会の予約などで売上が上がりやすい12月度ですが、しっかりと「年末商戦の事前対策」を行えば、さらに売上を伸ばすことができるのです。

今回は11月から着手すべき「事前対策」について見ておきましょう。

【事前対策1:お客様の名簿作り】
年末年始の忘年会・新年会の予約を獲るためには、お客様からの予約電話を待っているだけでなく、こちらから予約を「プッシュ」することが必要です。

お客様にお電話やご案内はがきを差し上げるためには、お客様の名簿、すなわちお名前や住所・電話などが必要になります。12月に入ってプッシュ営業をかけようとしてから名簿が無いと慌てることのないように、11月中はしっかりとこの名簿集めを行っていきましょう。

ただ、お客様の個人情報をいただくために「アンケートにご協力ください」と依頼をしても、反応率は極端に低く、名簿集めに苦労してしまうでしょう。アンケートではなく、何かに応募や投票をしていただく形を採れば、お客様は比較的抵抗感なく個人情報を教えていただけます。
特に会計時に領収書を請求される法人のお客様は、忘年会・新年会を自店で開催していただける期待値が高いため、積極的にお名刺をいただくようにしましょう。

【事前対策2:期間限定メニューの作成】
12月は、公務員や一般企業のサラリーマン向けにボーナスが支給されることが多い月です。
公務員のボーナスは、夏は6月30日、冬が12月10日に支給されることが多いようです。民間企業でも、冬のボーナスは大抵12月5日/10日/15日などに支給されます。

ボーナスが入り、少し贅沢をしても良いかな、と思われているお客様に対して、
「今年1年間頑張った自分へのご褒美メニュー」
などのキャッチをつけて、通常よりも少し単価が高いメニューを作ってみても面白いでしょう。

ポイントは、あえて単価が高いメニューを2つ組み合わせたセットを作ることです。
例えば、寿司屋では、「大間の大トロ2カン+辛口純米大吟醸のセット」など、普段だったらお客様が「財布に余裕があったら頼みたいけど、今日はガマンしよう」と泣く泣くオーダーを諦めている商品を2つ組み合わせて、少しだけ割安にして提供するのです。これにより、お客様は「年末だし、ボーナスも入ったから今日は頑張っちゃおうかな!」とオーダーをしていただけるようになります。

出来れば期間限定高単価メニューは、持ち帰りメニューを含め、複数用意しておきたいところです。

いかがでしょうか。ハロウィンが終わった瞬間に、飲食店の年末商戦は始まっていると言っても過言ではありません。

11月は、まずはお客様の名簿を作るようために「応募・投票」をしてもらえるようなイベントを開催し、並行して期間限定メニューを作成しておかれることをおすすめします。
今年は11月中にしっかりと準備をして、昨年対比150%の売上を目指してみましょう!

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