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人件費率ダウンのポイントは「時給アップ」以外の魅力強化

最低賃金は毎年引き上げられている

しっかりとした統計データはありませんが、仮に飲食店経営者の悩みを集計したとすると、ここ数年の悩みトップは「アルバイト・パートメンバーを確保できない」ということではないでしょうか?
最低賃金は平成28年10月1日からさらに引き上げられ、なんと東京都では932円(昨年対比25円増)、神奈川県では930円(同25円増)と定められてしまいました。
周辺の埼玉県は845円(同25円増)、千葉県は842円(同25円増)ですので、埼玉県・千葉県在住の高校生・大学生・フリーターは地元で働くよりも、電車に乗って移動して東京エリアで働いたほうが高い時給をもらえることとなります。

これにより、埼玉県・千葉県では働き手がいなくなり、東京都や神奈川県では良い人材を自店に採用しようと、より高い時給を提示しあうようになる、という構図が生まれています。
東京・丸の内周辺の飲食店では、時給1,300円、1,400円の人材募集POPを見つけることも簡単になりました。
某ラーメン店では、時給1,500円でアルバイトを募集したら、応募してきたのが日本語を話せない外国人1名のみだったという悲惨な状況だったそうです。

このように、特に東京都・神奈川県では自店で働いてくれるスタッフを採用するためにはびっくりするほど高い時給を提示しなければなりませんし、埼玉県・千葉県ではそもそも地域内で働こうという人が少なくなっているため、募集広告を出しても、応募がほとんどないという状況が一般化しているようです。

時給以外の魅力を提示する

では、この時代において飲食店が働き手を確保するためには、「他店より高い時給を提示する」以外の道は無いのでしょうか?
答えはノーです。
比較的安い時給で働いている若手スタッフに、「なんで他にもっと高い時給の飲食店があるのに、この店で働いているの?」と質問をすると、「この店は〇〇だから」という答えが返ってきます。
この○○という箇所には、その店の「魅力」が入ります。いったいどんな魅力があるのでしょうか?

スタッフに人気の魅力とは

王道の「〇〇」は、まかないです。
特に1人暮らしをしている大学生などは食費と食事に困っているため、働いている飲食店でおいしいまかないがお腹いっぱい食べられる、となれば、例え時給が他店よりも数十円低くても、喜んで働いてくれます。
仮にそのスタッフが他店でお客として支払って食べるとすると1,000円程度はかかるであろう食事でも、自店で提供すれば原価300円程度で済みますよね。
スタッフは「無料で1,000円分のご飯を食べさせてもらっている」と喜びますし、飲食店にとっては、時給を100円アップするよりも、原価300円で従業員にまかないを提供することで人材確保ができるので、双方にとってメリットがあります。

次に人気の「〇〇」はビックリされるかもしれませんが、「成長」です。
例えば、就職活動を控えている学生さんは、高い時給よりも、「同じ店で働いている先輩から就活のノウハウを伝授してもらえる」ということに喜びを見い出します。
同様に、英語を習得して将来的に世界一周旅行をしたいと考えている人にとっては、「数か国以上の外国人が働いている店で、英語でのコミュニケーション能力を高めるための実践練習ができる」ということが何よりも魅力的に映るでしょう。
将来飲食店を開業したいと考えている人にとっては、スタッフのシフト組みや在庫棚卸の方法を勉強できることも、喜びにつながるかもしれません。

あなたのお店の「スタッフ募集チラシやPOP」には、時給以外の「〇〇」がしっかりと強調されていますでしょうか?
飲食店で人材不足を解消するための策は、決して時給をアップするだけではありません。人件費率ダウンのためにも、ぜひ自店の「〇〇」を検討してみてください。
この「〇〇」の魅力やポイントは机上で考えるのではなく、現在働いてくれているスタッフにストレートに聞いてしまうといいですよ。

スタッフに提示する「〇〇(魅力)」の例は、こちらにも書いてありますのでご参照ください。

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