- 売上アップ
春は「テイクアウト」を強化して売上を10%伸ばそう
3月から4月にかけては歓送迎会シーズンのため、多くの飲食店で団体予約を獲得しやすい時期ですね。もちろん、団体予約を獲得して売上を伸ばしていくための施策はしっかりと実行していただきたいのですが、今回は、気温が上がってきているこの時期だからこそ実施できる売上アップの施策をご紹介します
この時期、飲食店にぜひトライしていただきたい売上アップ施策は「テイクアウトの強化」です。気温が高くなってきているため、多くのお客様は「気持ちがいいから外でバーベキューや花見をしよう!」と飲食店以外のところで食事をしようとされます。こうなると、店舗の売上は下がってしまいますよね。
バーベキューや花見の時に自店の料理を食べていただく
でも、ここで嘆いているのではなく、「バーベキューや花見の時に自店の料理を食べていただく」ことを狙っていただきたいのです。
一般的にバーベキューの食材は、幹事の方がスーパーなどで「肉・野菜・調味料・お酒」などを買い出しして現地に向かいます。でも、正直なところ、スーパーで売っているお肉に既製品の焼肉のたれをつけて焼いても、絶品とは言えないですよね。
そこで料理のプロである飲食店の出番です。調理済みの料理もしくは半調理済みの食材をお客様のバーベキュー会場で召し上がっていただくように、告知をするのです。
「春のバーベキューセット、はじめました!」というように、店内にPOPを貼り出して告知をすれば良いでしょう。
お客様も、スーパーで食材を買うよりは多少高くつくけど、やっぱりプロの料理のほうがおいしい、と満足してくれるはずです。年齢層の高い方の集まりなどでは「量より質」が好まれると共に、「半調理(料理)済みだと、調理や準備が楽」という点でも喜ばれます。
もちろん、お花見会場では「バーベキュー禁止」となっているところが多いため、「春のお花見セット」の内容は調理済みの料理をご提供します。ケータリングのイメージで、現地ですぐに食べられますよ、と訴求していくのが良いでしょう。
バーベキューセットやお花見セットのセット内容を考える際のポイントは「ご予約の際にイベントに参加される方の人数をお聞きして、その人数分食材(料理)を用意する」ということです。
例えばバーベキュー用に「国産和牛の串焼き」「国産豚のウインナー」をご提供する場合に、15名のご参加者ならばその串やウインナーを15本ずつ用意する、ということです。これにより幹事は「参加者全員に食事が行きわたらないかもしれない」などの心配をしなくて済むようになります。
近隣の酒屋・レンタル機材屋とタイアップする
このようなセットは、お客様からすると魅力的に映る反面、「やっぱりコストがかかってしまう」と少し躊躇されがちです。
そこでおすすめなのが、近隣の酒屋やレンタル機材屋とのタイアップをすることです。酒屋さんからは「持ち運びができるビールサーバー」を、レンタル機材屋さんからは「現地でバーベキューを行うための全ての必要機材」を提供してもらい、それらをパッケージ化してお客様にご案内するのです。
「バーベキュー用の機材、プロが半調理した食材、飲むためのビールサーバー」この3つをバーベキューセットとして売り出せば、きっと自店の味を知っていただいている方はご予約をしてくださるでしょう。
もし可能であれば、「お客様の指定場所・時間に食材や機材をお届けします」というサービスにすると、より人気が出そうですね。
「春は常連客もバーベキューや花見に流れてしまって売上があまり上がらないんだよね」と嘆くのではなく、そこをチャンスとして捉え、売上を最低でも例年より10%アップできるように狙っていきましょう!
春の引越し客を狙って売上を伸ばすためのノウハウはこちらをご覧ください。