- 利益アップ・コスト削減
飲食店経営を成功させる、クラウド会計ソフト活用のコツ
飲食店は開業3年以内に約70%が廃業するといわれています。その理由のひとつに、売上と支払いを日々対応付けできていないことによる資金ショートが要因であることも多いようです。このコラムでは、スマホとクラウド会計ソフトを活用した、成功する飲食店経営について解説しています。
飲食店は開業3年以内に約70%が廃業
これから飲食店を開業しようとしている方にとっては非常に残酷な話ですが、飲食店が開業してから3年以内の廃業率は約70%の店舗が廃業に追い込まれていると言われています。
開業後、一生懸命販促と接客に努め、お客様もそれなりに入るようになった。レジのジャーナルに売上が上がっている。ドロアーにも現金が入っていて安心と思っている、そんな飲食店経営の3年目は、実は資金繰り面で正念場となることが多いようです。
2年間の経験から、「これだけ売上が上がっていれば大丈夫」という、なんとなくの採算感覚ができあがってしまっているこの時期は、例えば創業融資の据置期間が終了し、元本部分返済の据置期間が開始される、あるいは課税事業者として消費税の納付が必要となるなど、想定していなかったまとまった額の支払いに直面し、資金繰りが逼迫しがちです。
このような状況を見越して、追加融資の獲得を狙ったり、消費税の免税期間を長くしたりするために、開業3年目を期して「法人成り」するという選択もありますが、法人成りはデメリットも伴いますので、慎重に判断する必要があります。
参考コラム https://tenpo.casio.jp/column_industry/detail167.html
本質的には、開業2年目までに販促や接客によって「売上を稼ぐ」という側面だけでなく、将来の支払いも織り込み可能な、「安定した飲食店経営体制を完成する」ことによって、開業した飲食店を本当の意味で軌道に乗せることが重要です。
では、「安定した飲食店経営体制を完成する」ために、開業後から意識すべきことは何でしょうか?
自計化(=自分で経理を行う)しよう!
業態にもよりますが、飲食店経営は朝早くから食材を調達し、ランチ営業にディナー営業、その前後には仕込みや閉店作業もあって、きわめて多忙です。
ですが、「おカネの管理」は事業継続のための生命線です。多忙であっても経理はぜひ開業後から、ぜひご自身で毎日行われること(=自計化)をおすすめします。
そうすると、毎日の売上は食材費と人件費(FLコスト)に見合っているのか? 日々の利益の積み上げは、月末の家賃(支払家賃)やガス代、電気代(水道光熱費)の支払いをカバーしえているのか? を、日々、定量的にはっきりと意識することが習慣化します。そのような状態で3年目を迎えた経営者は、抜け目なく本格化する支払いに対応することができるでしょう。
一方で「確定申告シーズンになると一年分のレシートや請求書をダンボールに詰めて税理士に送って、確定申告書を作ってもらっている。手間と時間をアウトソーシングできており、とても合理的だ」という飲食店経営者の方が多いようです。
この方法では、経営者は毎日の売上はレジのジャーナルなどで把握できますが、それに対応する毎日の支払いを対応付けすることができないため「このくらい売上があがっていれば大丈夫だ」という、なんとなくの感覚が染み付いてしまいます。月単位、週単位で支払いと売上を対応させるという感覚を養うことができないまま、融資の返済の本格化や、消費税の納付開始といった、”開業2年間なんとなく通用していた資金感覚“が通用しなくなる状況に直面することになります。
スマホで使える!飲食店専用クラウド会計ソフトを活用しよう
HANJO会計は、「自計化が望ましい」一方で「寝る時間がないくらい忙しい」という飲食店経営者の矛盾を解決するための、飲食店経営に特化したクラウド会計ソフトです。HANJO会計は、飲食店経営者がほんの少しだけ手間を足していただくだけで、日々経理が自動的に完了できるように作られています。この点が他のクラウド会計ソフトやパソコンにインストールする会計ソフトと大きく異なります。
具体的には、カシオ製のレジでレジ締めを行うと、レジの売上データが自動的に経理仕訳としての「売上」として計上されます。また、食材の仕入に関しては、スマホでレシートを獲るだけで「仕入」が計上されます。
機能紹介 https://tenpo.casio.jp/service/accounting/func1.html
従業員がいる場合、”日報入力”機能へ、各従業員の勤務時間をスマホから登録するだけで、その日に対応する「人件費」も自動的に算出できるので、日々の売上とFLコストの差し引きで、いくら利益を積み増しできているかを、わずかな労力を加えていただくだけで把握できるように作られています。
そして、あらかじめ支払家賃や水道光熱費、消費税納付を織り込んだ資金予定を設定しておくと、日々それを織り込んだ月末での現預金残高が自動計算されるので、資金繰りを織り込んだ月次の採算として、あといくら利益を積み増す必要があるかも自動計算され、いつでも把握することができます。
機能紹介 https://tenpo.casio.jp/service/accounting/func4.html#entry05
儲かるための具体的な対策案がわかる!
もし日々の利益に伸び悩みがある場合、飲食店の利益構造上、売上面では客数、客単価、コスト面では食材費と人件費など、いずれかの要素に課題を抱えている可能性があります。
HANJO会計では、利益の伸び悩みの要因となっている事項を過去実績から自動判定しアラートを表示します。そして、HANJO
TOWNに掲載の300本超のコラムから、その課題を解決する最適で具体的な対策案を自動抽出して表示します。
この点も、他のクラウド会計ソフトやパソコンにインストールする会計ソフトと大きく異なります。
HANJO会計はただの確定申告書作成簡単ソフトではありません。あなたに寄り添って、ずっと続くお店作りを支援する、スマホで使える飲食店専用のクラウド会計ソフトです。最大2ヶ月無料でお使いいただけますので、ぜひご利用ください。
サービスの詳細はこちら