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集客できる!飲食店開業を成功させるホームページ作成の極意とは?

ホームページ作成

飲食店開業の準備は大忙し。ホームページ作成は後回しになりがちです。ですが、自店のコンセプトが明快な公式ホームページをできるだけ早く準備すると、開店後のもっとも苦しい時期の集客にも貢献しうる、強力な武器になりえます。このコラムでは、飲食店開業に向けたホームページの準備、作り方のポイントを解説しています。

店舗コンセプト検討時から、ホームページを作ってみよう

基本的にホームページは、店舗や料理などの写真をすべて掲載して完成です。この観点で言えば、物件選びや外装、内装工事が終わってからでないと、多くの写真を撮影することができないため、取り掛かるのは後回しになりがちです。ですが、あえて店舗コンセプト検討時から並行してホームページを作ってみる事で、思いがけない効果が生まれることもあります。一度試してみてはいかがでしょうか。

店舗コンセプトの検討で大切なことは「お客様の視点」と「経営の視点」を両立させることです。ホームページはいわば、「自分のお店の魅力の要約」ですので、それを作ってみることでコンセプトをより具体的に磨き上げることができます。また、仮の状態でも構わないので、作ったホームページを類似業態の他店ホームページと客観的に見比べたり、友人や知り合いに見ていただくことで、自分のお店の優位性や逆に足りない点など、多くのことを発見することに役立ちます。
抽象的な店舗コンセプトの骨格を、ホームページという見える形にする作業を通じて、納得性の高いものに固めることが、この時期最も重要なことの一つだと言えます。

ペルソナとスマホを前提に、ファーストビューを磨きこもう!

で詳しく解説させていただいておりますが、こんにち多くのお客様はスマホで飲食店を探されます。したがって、一般的にモバイルファーストというような言い方がされますが、スマホでの閲覧でどう見えるかという点を重視しましょう。

そして、店舗コンセプトでお客様のペルソナを検討されていると思いますが

ペルソナのお客様がホームページにアクセスされた際、「ファーストビュー」がどう見えるかという点は特にこだわりましょう。ここでいう「ファーストビュー」とは、スマホでお客様がホームページをご覧になったとき、スクロールせずに見える範囲となります。グルメサイトに自分のお店を掲載する場合は、基本的には決められた定型的なレイアウトでの掲載となりますので、ファーストビューを思い通りに構成できることは、自分のお店のホームページを持つことの大きなメリットです。

ペルソナが「絶対このお店に行きたい!」と思う要素を、端的な写真と文字の組み合わせで凝縮して表現しましょう。
例えば、

  • カレー好きな30代の女性がペルソナのお店であれば「他では絶対に味わえない希少スパイスを使用したカレー」がファーストビューで訴求されていれば、多少遠出しても行ってみたくなるでしょう。
  • 音楽好きな50代の男性がペルソナのお店であれば「○月×日18:00~、××のライブをやります」といったようにファーストビューを頻繁に入れ替える構成もありえます。お客様に「スケジュールを調整して、なんとしても行きたい」と思わせましょう。

といったように、ペルソナの「一目惚れ」を勝ち取れるファーストビューを追求しましょう。

ホームページ公開は、早いほうがいい!

ホームページは公開したら、一般のお客様にすぐに見てもらえるわけではありません。

一説によると、2017年時点では全世界に18億個前後のホームページがあるといわれています。検索サイト大手のGoogleは、日々クローラーという仕組みでホームページを収集して、検索結果に反映するようにしています。この反映のタイミングについては一概に言えませんが、通常のサイトの場合、早くても数週間、遅い場合は数ヶ月程度の期間を要します。

また、もう一つ重要な点として、単にGoogleの検索対象になるだけでなく、できるだけ検索結果上位に自分のお店が掲載されるようにする事が挙げられます。これは一般にSEO対策と呼ばれ、そのための細かいテクニックはありますが、それよりも店舗の特長、メニュー、営業時間、アクセスといった基本的な情報がしっかりと掲載されていることの方が更に重要です。それらの情報をGoogleは検索キーワードとして評価しますし、お客様は飲食店を「地域×業態」で検索するからです。意外と単純な理由ですが、ついうっかりといった事を避けるためにも注意が必要です。

検索サイトに反映される時期を見据えて準備を進めて、オープンに先駆けて早目に告知を始めておくと同時に、十分な内容を整えたホームページを公開しておくことがとても大切だ、と覚えておきましょう。

それでもグルメサイトに頼んでみる?

飲食店をオープンするためには、さまざまなお金がかかります。もちろん業態によって違いはありますが、安くても500万円、高くなると数千万円、都内の一等地に大きなハコを用意するとなると1億円かかるかもしれません。その一方で、開業時には店舗知名度が低く、お客様がまばらにしか来店していただけないケースも良くあります。つまり、「ほとんど売上が立たない期間が長く続く」可能性も想定しなければなりません。開業直後から軌道に乗るまでは、一般的にもっとも資金繰りが苦しい時期と考えられます。

この苦しい時期にグルメサイトの営業マンから「今なら基本料金にプラスして、お客様が当社媒体を通じてお店にネット予約を入れた分だけ、成果報酬型で集客をお手伝いするプランがあります。ネットの力を活用してお店の集客数を増やしませんか?」という提案があれば、飛びつきたくもなるかもしれません。しかし、冷静に費用対効果の面を考えた場合、かえって資金繰りを圧迫する可能性のあることは、別のコラムでご紹介したとおりです。

一方で、自分が用意したホームページであれば、当然予約獲得の都度、料金が発生することはありません。
資金に余裕があるならばともかく、オープン直後の苦しい時期を乗り越えるためにも、まずはお金があまりかからない、低額のサービスから始めてみてはいかがでしょうか。

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